キューライス記

1985年生まれの男。漫画、イラスト、アニメーションなどを描きます。ご質問、ご依頼はこちらのアドレスにどうぞqraisqrais@gmail.com。       キューライス制作の短編アニメーション「鴨が好き」公開中https://www.youtube.com/watch?v=48-RA4BNXVc

おでかけ

「ウサギと行く春の京都旅⑤ 世界遺産の余裕と苦味とピョピョコちゃん」

スーパー銭湯の外に出て、時刻はまだ14時半、足はへこへこになっているし、風呂上りに快晴のぽかぽか陽気と来て非常に眠い。 眠いがここは渾身の力を振り絞って、昨日は入れなかった二条城に向かうことにした。 15時二条城に入場。平成の修復を終えた唐門は…

「ウサギと行く春の京都旅④ 縁よ来い、美濃焼きに包まれて」

魔王殿の横に「600Mで貴船神社」という標識をを見つけて、さらに山を分け入る。 さっきと違いほぼ下り道なので楽といえば楽。それにしてもやたらと捻れに捻れまくった木々の数々が気になる。 「これってやっぱり霊的なパワーでこうなったのかな?」とウサギ…

「ウサギと行く春の京都旅③ ウサギ引き、鞍馬パワーと山イナフ」

翌日23日、なぜか5時に目が覚めてしまった。 眠っているスキウサギを起こさないようにして、一階の大浴場に赴く。やはり誰もいない、貸切状態である。 大浴場とは行っても、マッチ箱みたいなサウナ、桶みたいな水風呂、室内浴槽、ささやかな露天風呂(富士山…

「ウサギと行く春の京都旅② 高台寺ペロザリ歩き、遥かな会津藩」

時刻は17時、徒歩で祇園にある八坂神社に到着。 さすがにしんどい。 何かの縁日をやっているらしく大変賑わっていた。 参拝を済ませると毛玉くんが 「屋台が好き!」 といなないたので仕方なくお好み焼きっぽいものを棒に巻きつけた「はしまき」なるものを買…

「ウサギと行く春の京都旅① ウサギのヌッツォと血痕探し、33歳徒歩京都」

3月22日の14時、ほんのすこし小雨がぱらつく京都の街に私とピンクの歩く毛玉ことスキウサギは降り立った。 一昨年の広島旅行以来の遠出に私もウサギもテンションはかなり高めだ。 その証拠に駅前でウサギが外人っぽいことを叫んでいる。 普段、家にいて漫画…

ウサギと観た劇団四季「ジーザス・クライスト=スーパースター」

2月1日、私とフェム化したウサギは雨のそぼ降る京王多摩センター駅に舞い降りた。 目的はパルテノン多摩にて劇団四季の「ジーザス・クライスト=スーパースター[エルサレム・バージョン]」を観劇するためである。 しかし、そこは心配性で神経症なキューラ…

ウサギと行くジブリ美術館(番外編)

ジブリ美術館をあとにした我々は近所にある東京都井の頭自然文化園を訪れた。 人が少なくてホッとする。 アナグマの爪とぎ、丸太に立って微動だにしないヤギ、フェネックの昼寝などを半笑いで見つめる。可愛い。 「小動物は癒されるわ~」とウサギが言うので…

ウサギと行くジブリ美術館(後)

ジブリ美術館を訪れているウサギと私。 時刻は10時40分、私とウサギは早めにカフェ「麦わら帽子」に足を運んだ。 ここは混むので早めに昼食を済ませてしまおうという魂胆である。 すでに10人ほど列をなしている。11時のオープンのこのカフェではあたたかい家…

ウサギと行くジブリ美術館(前)

10月の平日、暑くもなく寒くもないとてつもなくいい日和に、私とピンクの歩く毛皮ことスキウサギ(略称・ウサギ)は三鷹の駅に降り立った。 ここからジブリ美術館までシャトルバス的なものが出てはいるが、玉川上水に沿って10分ほど歩くとすぐだ。 せっかく…

ウサギと行く東京ディズニーシー⑦〜ニモ&フレンズ&私&ウサギ シーライダー〜

18時、いよいよ、プレビューチケットを使ってリニューアルされた「タートルトーク」へ赴く。 ここではウミガメのクラッシュとゲストのコミュニケーションが楽しめる。 アトラクションに「会話」というコミュニケーションを導入するとはさすがである。 いつも…

ウサギと行く東京ディズニーシー⑥〜当選男はグーフィーがお好き、荒ぶる神の怒り添え〜

そのあと、私たちは何をするでもなくボーッと水上を揺蕩うアトラクション、アクアトピアを楽しむ人々をじっと観察して楽しんだりした(我々は乗らない)。 こころから楽しんでいる様子のゲストを遠巻きに眺めていると、なんだか穏やかな気持ちになれる。 15…

ウサギと行く東京ディズニーシー⑤〜牛肉皿とほんとうの自由、肩めこの危機〜

「ファッショナブルイースター」を見終えた我々は空腹を覚えたので遅めの昼食をとることにした。 ロストリバーデルタに戻りミゲルズ・エルドラド・キャンティーナを訪れた。 実は初めて入る店だ。 一攫千金を夢見てこの地を訪れた人々の憩いの場であるここは…

ウサギと行く東京ディズニーシー④〜謎船長の地底穴とウサギの嫉妬震え〜

魔宮から命からがら脱出することに成功した私のとウサギ。 さっき取得した「センター・オブ・ジ・アース」のファストパスの時間になったのでミステリアス・アイランドへ向かう。 ジュール・ベルヌの小説を題材にしたこのテーマポートはミステリアスな男、ネ…

ウサギと行く東京ディズニーシー③〜ウサギの生贄とこぼれた冒険汁〜

恐怖の心霊ホテルから無事に生還を果たした我々は、ブラブラと適当に歩き始めた。 今やダッフィー村と化してしまったケープ・コッド、鱈が名産の小さな港町感が素敵だがウサギに言わせると「生臭さが足りない」のだそうだ。 ポート・ディスカバリーを突っ切…

ウサギと行く東京ディズニーシー②〜さらってきた三つ編みと爺様の強欲〜

腹を満たした我々はふらふらとプロメテウス火山の麓へ歩みを進めた。 そこにはフォートレスエクスプローションという大航海時代の要塞があった。その緻密な作り込みはものすごくしょうもない凡庸な表現で言い表せば、かの時代に「タイムスリップしたみたい〜…

ウサギと行く東京ディズニーシー①〜うさぎの対抗心と冷製スープはスイーツな見た目〜

5月9日、その日私は午前2時に起床して仕事をしていた。 そして、そろそ6時を回ろうかというときになって友人のウサギ(オス)から連絡が入った。 「おい、今日はこれから冒険とイマジネーションの海へ行くぞ、8時50分にエントランスに集合な」 仕方がないの…

「ウサギと行く横浜・八景島日帰りの旅⑨~聖地巡礼はウサギの慟哭に消ゆ~」

火照った体を浜風に冷ましながら我々は最後の目的地、日の出町に向かった。 「あまちゃん」も「半沢直樹」も、一秒たりとも見たことがない私とウサギが唯一見るテレビドラマが「孤独のグルメ」。 中年の男がただただ美味そうに飯を食べるだけのドラマだが、…

「ウサギと行く横浜・八景島日帰りの旅⑧~万葉倶楽部来訪期、露天風呂と足湯編~」

しばらくして、私とウサギは露天風呂に出てみた。 サウナで火照った身体を外気浴によって冷ますのもまた一興なのである。 外の柵から見下ろすと、はたして絶景であった。新港埠頭から横浜ベイブリッジまで見渡す事が出来たし、下に目を移すとカップヌードル…

「ウサギと行く横浜・八景島日帰りの旅⑦~万葉倶楽部来訪期、サウナ編~」

みなとみらい駅から降りて五分の海沿いのビルにスーパー銭湯「万葉倶楽部」はあった。 エレベーターで7階に上がったところがフロント。平日の午後だというのにそこそこのお客さんで溢れている。 気もそぞろに鍵を受け取ると、館内着を取り、更衣室へ向かう。…

「ウサギと行く横浜・八景島日帰りの旅⑥~クレープのやさしさ、じゃびゃくしんと私とうさぎ~」

「アイスファンタジア」の魔力で急に体温とテンションを奪われた我々はフラフラとその隣にあったマリオンクレープに立ち寄る。 ここは一つクレープの優しさに慰められたいし、なによりこんな時でもないとクレープなんて口にする機会がない。 イチゴと生クリ…

「ウサギと行く横浜・八景島日帰りの旅⑤~ぬっとりアシカとシロクマの忘れ物の真偽~」

素敵な海育体験を済ませた我々は残す最後のコーナー「ふれあいラグーン」へと向かう。文字通りここでは様々な海の仲間達に触ることができるのだ。 可愛い動物は取り敢えず触っておきたい私にとってはなかなか魅力あふれるコーナー。わきわきと私の右手も期待…

「ウサギと行く横浜・八景島日帰りの旅④~釣り針外しの修羅の顔、恐怖の秒速フィッシング~」

そのあと、我々は「うみファーム」なる施設を訪れた。 「食育」ならぬ「海育」を推進することを目的としたこの場所では、どうやら自分で魚を釣ったりできるらしい。その証拠にこのコーナーの近辺ではスピーカーから「釣って取って食べる♫」とご陽気なメロデ…

「ウサギと行く横浜・八景島日帰りの旅③~海底に揺蕩う異星の生物XとうさぎのビタミンD~」

ところで、私が水族館で地味に好きな生き物のひとつが世界最大の節足動物タカアシガニだ。薄暗い水槽にのっぺりと佇む巨大な蟹の群は、蟹というより異星に生息する未知の生物のようで、ものすごく怖い。 小さい子供が水槽のそばに立つと思わず「危ない!逃げ…

「ウサギと行く横浜・八景島日帰りの旅②~コビレゴンドウ男はセイウチに恋をする~」

ショーを見終えると、我々はさっそくアクアミュージアムを順路に従って見て回ることにした。 ふと、入り口に置かれた「八景島シーパラダイス うみおみくじ」のガチャガチャが気になった、イルカを見てテンションが上がっていた私はさっそくやってみることに…

「ウサギと行く横浜・八景島日帰りの旅①~癒やし不足が引き起こすイルカ涙~」

新作短編アニメーション「鴨が好き」の仕上げ作業も残す所、約600枚になった2月の13日、私は心身ともに疲れ果てていた。 その疲労度は、行きつけの鍼灸院で担当に「キューライスさん、左の肩が盛り上がってますよ」と言われるレベル。 そう、私は癒しを必要…

「ウサギと行く東京ディズニーランド⑩~カルロスの忍耐と箱婆さんの占星術~」

20時、遠くの方をエレクトリカル・パレードの光が移動している、人の波をかいくぐるようにしてなんとかファンタジーランドに出ると、「プーさんのハニーハント」がスタンバイ10分だった。人気アトラクションにしてこの待ち時間はなかなか無いことである。 さ…

「ウサギと行く東京ディズニーランド⑨~疑惑のピノキオと落ちてくる花火~」

19時、それから私たちはなんとなくファンタジーランド方面に足を運んだ。 「ピノキオの冒険旅行」が待ち時間5分だったので乗ってみる。木でできた可愛らしいトロッコに乗って進むが、楽しいシーンは一瞬で終わり、あとは人さらいやらロバに変えられた子供た…

「ウサギと行く東京ディズニーランド⑧~別れのドライブと攻める傾斜角度~」

ミッキー邸をあとにするとあたりはすっかり暗くなっていた。 トゥーンタウンの出口近くにあるアトラクション「グランドサーキット・レースウェイ」の明かりが目に入った。 このアトラクションはいわゆるゴーカートのようなものだが、歴史は古く1983年の開業…

「ウサギと行く東京ディズニーランド⑦~ホテルのタオルと男の握手~」

17時、我々はトゥーンタウンへ向かう。 トゥーンタウン、文字通りトゥーンたちの住む街のことでロバート・ゼメキス監督の傑作「ロジャー・ラビット」に登場する。 図らずもウサギを連れた私、気分はロジャー・ラビットを連れて歩くエディ・バリアントである…

「ウサギと行く東京ディズニーランド⑥~槍ウサギと失われた干し首~」

15時、ブルーバイユー・レストランを出た我々はなんとなくトゥモローランド方面を歩く。ふと見ると「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」のスタンバイが5分だった。 2013年にリニューアルされたばかりだというのに大丈夫か?などと思…