キューライス記

1985年生まれの男。漫画、イラスト、アニメーションなどを描きます。ご質問、ご依頼はこちらのアドレスにどうぞqraisqrais@gmail.com。       キューライス制作の短編アニメーション「鴨が好き」公開中https://www.youtube.com/watch?v=48-RA4BNXVc

「ウサギと行く東京ディズニーランド⑤~オルツォってなんだ、ブルーバイユー~」

時刻は14時、空腹を覚えた私たちは遅めの昼食を摂るためアドベンチャーランドの「ブルーバイユー・レストラン」に向かった。事前にインターネットでプライオリティーシーティングで予約を取っていたのですんなりと入れた。

昔は並べば入れたが今では完全予約制になったようで、入り口でふらっと入ろうとしてキャストの方にお断りされているゲストの姿が多々見受けられた。

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「事前にちゃんと予約している、この段取りの良さに女性ならメロメロさ」としたり顔でウサギに言い放つが無視された。しかし、中に入ってみると結構空席がある。完全予約制というシステムがちゃんと機能しているのか心配だ。

 

19世紀のニューオーリンズをモデルにしたこのレストランはアトラクション「カリブの海賊」と一体化していて、朝だろうが昼だろうがここではいつも夜。キャストのお決まりのセリフ「ここから先は夜になっております」がとどめを刺すようにこの場所はまごう方なく夜なのである。

 

薄暗い闇の世界、提灯やテーブルランプの光を頼りにフランス料理を食べるのだ。

通されたのは運良く水際のテーブルだった。水辺には蛍が生息し、空を見上げると時折流れ星が煌めく、恋人たちにはうってつけのロマンチックなポジションだが、私のお相手はげっ歯類の親戚だ。

食事している横を「カリブの海賊」のボートが水面を滑っていく。時々、はしゃぐ男子修学旅行生の歓声が響く。

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私たちは揃ってフルコース(¥4,530)を注文する。ランドのレストランとしては値が張る部類だが、騒がしい園内にあって、この落ち着いた雰囲気はそれだけの価値があるだろう。

シーチキン混ぜご飯が大好きな吝嗇家の私も、今日は財布の紐を緩めているのだ。

そうこうしているうちにどんどん料理が運ばれてきた。メニューは

 

海老と五穀のマッシュルームスープ

シーフードとオルツォのサラダ、グリーンタプナードソース

ローストビーフ、ブレンドスパイスとグレイヴィーソース

パンまたはライス

バニラムースケーキ、洋梨のコンポート添え

お飲物のチョイス

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オルツォだのタプナードだの、意識の高い横文字にクラクラしつつ、ゆったりと食事を楽しんだ。

「少しずつ運ばれて、オシャレに盛り付けてあると、どんなもんでも美味しく感じるような気がする」とウサギがまたどうしようもない事を言いながらキコキコ肉を切っている。

また、ここでは暖かいパンと飲み物が何度でもおかわりできるのも嬉しい。アイスコーヒーを三杯も飲んでしまった。

まだ幼い頃、親に連れられてよく訪れたのもこのレストランだった。当時から神経質で心配性の気があった私は「こんな高級そうなところで食事して、帰りの電車賃は大丈夫だろうか」とハラハラしていたものだ。

ところで訪れる際は必ずネットで事前に予約する事を忘れてはならない、忘れたなら「ハングリーベア・レストラン」で冬眠明けのアナグマのごとくにカレーライスを貪り食うのも乙なものだが。

 

つづく

 

www.tokyodisneyresort.jp